整体でよく言う好転反応とは?期間中にやっていいこと、ダメなことも紹介!
整体後に身体が痛い、あるいはだるいと感じる場合、もしかしたら好転反応が起こっているかもしれません。
とはいえ、
「好転反応って何?」
という疑問を抱えている方もたくさんいるでしょう。
そこでこの記事では、好転反応の意味や症状、やっていいこと、ダメなことについて詳しく解説していきます。
好転反応とは?
好転反応というのは、整体やマッサージを受けた後に、身体が健康を取り戻す過程で起こる痛みや疲れなどの症状を指します。
中には、
「担当スタッフの技術レベルが低かったのでは?」
と感じる方もいますが、好転という漢字からもわかるように、これは回復の証ですので深く考えすぎる必要はありません。
好転反応が起こる原因
整体で凝り固まった筋肉をほぐし、体のバランスを整えることによって、停滞していた血液やリンパの流れが解消されます。
そうすると、身体の中に蓄積していた、
・毒素
・老廃物
が一気に全身を駆け巡ります。
その結果、一時的に体に不調が出てしまうのです。
ただ、その痛みや違和感が本当に好転反応であれば、時間の経過とともに症状が緩和されますので心配ありません。
好転反応が続く期間の目安
好転反応が出るのは、施術を受けてから3日以内であることが多いですが、中には好転反応が全く出ない人もいます。
また、症状は1日から3日ほど続くことがほとんどです。
先ほども解説したように、それが本当に好転反応であるならば、時間の経過とともに少しずつ症状が和らいでいきます。
好転反応の種類と症状
では次に、好転反応の種類と主な症状について詳しく見ていきましょう。
弛緩反応
弛緩反応というのは、筋肉がほぐれ、血流が良くなったことによって老廃物が体内を駆け巡り、だるさや疲れ、発熱などの症状が現れることを指します。
施術後にこれらの症状が出ると一気に不安になってしまうかもしれませんが、冒頭でも解説したように、この症状は回復の証です。
数日中に症状が緩和され、元の状態に戻れば何の心配もありません。
回復反応
回復反応は、血流が改善され、うっ血(止まっていた)していた血液が一気に体を駆け巡ることによって起こります。
代表的な症状は、
・発熱
・吐き気
・腹痛
・悪血(女性の場合)
などです。
過敏反応
過敏反応というのは、施術を受けた部分の血流が良くなったことで起こります。
代表的な症状は、
・痛み
・かゆみ
・頭痛
などです。
施術を受けた部位に症状が出ることが多いのですが、頭痛については首周りをほぐした場合に良く見られます。
排泄反応
排泄反応というのは、文字通り便や尿に変化が見られることです。
整体を受けて身体の凝りや歪みを改善することによって、リンパの流れが良くなり、老廃物を排泄しやすい状態になります。
その結果、一時的に便や尿の色、におい、量が変わりやすくなるのです。
また、老廃物は尿や便だけでなく、汗などからも排出されますので、場合によっては顔に湿疹や吹き出物が出ることもあります。
好転反応中にやっていいこと、ダメなこと
では最後に、好転反応中にやっていいこととダメなことについて詳しく解説していきます。
やっていいこと
好転反応中にやるべきなのは、
・身体を温めること
・水分をしっかり摂ること
・身体を軽く動かすこと
です。
お風呂に入ったり、温かい飲み物を飲んだりすることによって、血行促進効果を促せますので、老廃物をいち早く外に排出できるようになります。
また、水分をしっかりとることも、老廃物の排出に繋がりますので、いつもより少し多めに水を飲むようにしてください。
軽い運動を行うことによって、さらに血流を良くできますので、老廃物を排出しやすくなります。
ただ、施術直後にハードな運動をするのはあまりおすすめできませんので、1日15分前後のストレッチやウォーキング程度に留めておきましょう。
やってはダメなこと
好転反応が起こっている時にやってはいけないのが、
・体を冷やすこと
・かぜ薬を飲むこと
です。
痛みやだるさがある時、その部分を冷やそうと考える方も多いのですが、体を冷やすと血流が悪くなりますし、身体を正常な状態に戻そうとする働きを妨げる可能性があります。
また、風邪と勘違いして薬を飲むのもNGです。
自己判断で薬を飲むと逆効果になってしまうこともありますので、痛みや不調が何日も続くようであれば、専門医を受診して、医師のアドバイスを受けながら薬を服用することをおすすめします。
まとめ
好転反応というのは、整体やマッサージを受けた後に、身体が健康を取り戻す過程で起こる痛みや疲れなどの症状を指します。
風邪に似たような症状が出ることもありますし、時には強い痛みを感じることもありますので不安に感じてしまう方もいると思いますが、回復の証とも言われる症状ですので深く考える必要はありません。
ただ、好転反応が起こっている時の過ごし方によっては、身体の回復スピードが遅くなってしまいますので、この記事で解説したことを参考にしながら日常生活を送るようにしてください。
また、
「好転反応だと思ったら別の症状だった」
というケースもありますので、長期間痛みや不調が続くようであれば、専門医を受診することをおすすめします。